ハ・タ・ヨガとは ⑩ ~ 「気づき」 について③

ティク・ナット・ハン(釈一行)は、ヴェトナム戦争のさなか、僧院の中で修行を続けるべきか、それとも僧院を出て爆撃に苦しむ人々のために行動すべきか考えた末、その両方を行うことを決意し、いわゆる「行動する仏教」を実践、被災者、難民の救済をつくした。1966年にフランスに亡命を余儀なくされ、現在、難民の孤児たちをみずからの子供として育て、農園を営み、生活と一体となった瞑想を実践している。
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 平和とは 「気づき」 (MINDFULLNESS) を実践すること、すなわち自分の考えと、行動と、その行動の結果をきちんと意識することです。気づきは単純なようでいて、とても意味の深いものです。・・・

 ・・・気づきの実践とは、毎日の一瞬一瞬を意識しながら生きることであり、それは一つのれっきとした手法です。・・・車を運転しながらでも家事をしながらでも、いつでも実践できることです。気づきを実践しながら運転すれば、車の中での時間が喜びに満ちたものになると同時に、事故を避ける助けにもなります。・・・その時間をしっかりと生きるべきです。気づきながら生きることを実践すれば、毎日の生活に平和が芽生えます。


・・・気づきは幸福の基盤です。・・・個人の幸福は世界の平和を実現するための基盤です。

 気づきとは、自分が何を考え、何をしているかを立ち止まって認識することです。自分の思考や言葉や行動に自覚的であればある程、集中力が養われます。集中力があれば、自分の苦しみや他人の苦しみの本質が見抜けます。その洞察から、周りと調和して安らかに生きるためには何をすればよいか、何をしてはいけないかがわかります。
      (  『CREATING TRUE PEACE ~あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ~ 』 11,12,28p )

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by yogabeaware | 2012-05-19 18:16 | ヨガ哲学